原油価格が安くなれば、
原油を輸入している日本にとってはプラスのはずなのに、なぜ日本の株価が下がるのだろうか?
ざっくりとしたプロセスはこうだ。
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外国人投資家「
アメリカ株も上昇している。よし、
アメリカが安定していることだし日本にも投資してみようかな」
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アラブ「
原油まだまだあったんだけど。しかも
アメリカが
原油を買わなくなったから結構余ってる」
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技術の進歩で
原油が想定より多く採掘され、さらに輸出量が減った事で希少価値が下がり
原油価格が低下。
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アメリカ「ちょっとまて、それ以上掘って
原油価格を下げるとアラブさんも痛いんじゃないの? つか、そんなに
原油が安くなっちゃうと
シェールガスの採算がとれないんだけど。バランスが大切だよ、もう
原油掘るのやめてよ」
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アラブ「やめないよ!
シェールガスに取って代わられてたまるもんか! まだまだ
原油価格が低下しても余裕だもんね」
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外国人投資家「おいおい、
シェールガスが売れないなら
アメリカは経済が落ち込んでくるんじゃないか? そうすると
アメリカの株は下がるんじゃないか? じゃあその前に売って損を抑えようじゃないか!」
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外国人投資家「ほら見ろ!!
アメリカ株が下落してきた。
日本株も売ってリスク回避だ」
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外国人投資家が売り出して
日本株も下落。さらに安全な円を買う動きも出て
円高へ。
ギリシャ危機だの
イスラム国問題だのいろいろな事情も絡んできているのだろうが、ざっくりといえばこんな感じだろう。