ミラーレス一眼のサブ機候補はこれだ! DMC-LX9他
コンパクトであり、コンデジの部類では大型の1型センサーを搭載したカメラ、DMC-LX9、G7X M2、RX100M4を比べてみた。
普段ミラーレス機と単焦点レンズを使っているが、ポケットに入るカメラが欲しくなった。もちろんミラーレス機より解像度は劣るだろう。だが、そこは割り切りつつもできる限りミラーレス機にも負けないカメラをピックアップし今回比べてみた。まずは表を見て欲しい。各メーカー公式ホームページより仕様を確認。
SONY | Panasonic | Canon | |
---|---|---|---|
RX100M4 | DMC-LX9 | G7 X Mark II | |
撮像素子 | 1.0型 Exmor RS CMOS | 1.0型高感度MOS | 1.0型高感度CMOS(裏面照射型) |
有効画素数 | 約2010万画素 | 約2090万画素 | 約2,010万画素 |
レンズ | ZEISSバリオ・ゾナーTレンズ | LEICA DC VARIO-SUMMILUX | |
F値 | F1.8(W) - 2.8(T) | F1.4(W) - 2.8(T) | F1.8(W) - 2.8(T) |
焦点距離 | 35mm判換算 24-72mm | 35mm判換算 24-70mm | 35mm判換算 24-100mm |
合焦範囲 | 5cm(W)、30cm(T) | 3cm(W)、30cm(T) | 5cm(W)、40cm(T) |
虹彩絞り | 7枚 | 9枚 | 9枚 |
露出補正 | 3 | 5 | 3 |
手ブレ | 光学式 | 光学式5軸ハイブリッド | 5軸手ブレ補正 |
撮影倍率 | 約0.59倍 | 不明 | 不明 |
重さ | 約298g | 約310g | 約319g |
サイズ | W101.6mm x H58.1mm x D41.0mm | W105.5mm x H60.0mm x D42.0mm | W105.5mm x H60.9mm x D42.2mm |
注目ポイント | |||
NDフィルター | YES(3段) | NO | YES(3段) |
タッチパネル | NO | YES | YES |
絞りリング | NO | YES | NO |
ファインダー | YES | NO | NO |
4K | YES | YES | NO |
Panasonic DMC-LX9
・二重線ボケのないレンズに仕上がっているとのこと。
・公式サイトを信じるならば回折補正がかなり優れている。
・「インテリジェントDレンジコントロール機能」という機能で白飛びを起こさず撮影ができる。
・絞りリングはFUJIFILM使いとしては馴染みがありありがたい。
・4K動画撮影を応用した「後からピンと合わせ」や「複数枚の合成」が可能。
SONY RX100M4
・今話題のメモリー一体センサーを搭載しているため撮影時のレスポンスが良い。
・NDフィルターを搭載しているので昼間の低速シャッターが行える。
・Panasonic同様「Dレンジオプティマイザー」なる機能で逆光などでも綺麗に撮れる。
・やはりタッチパネル非搭載は痛い。
Canon G7 X Mark II
・キヤノンの映像エンジンDIGIC7により高感度ノイズを抑えることに成功している。
・YouTubeでG7X M2の動画を見てもらうとわかるが、フォーカスの音がかなり入るのがいただけない。
・4Kには非対応。
・RX100M4と同様にNDフィルター内蔵である。
・値段が他2機より2万円ほど安い。
まとめ
ステップズームは3つのカメラに共通する魅力だ。このステップズームというのは区切りよく焦点距離を変えてくれる機能で、レンズ交換をするような感覚で使える。普段単焦点を使っているのでこれは重要だった。
こうして比べて、私が気に入ったのはDMC-LX9だ。DMC-LXは絞りリングがあるのが嬉しい。RX100M4もG7X M2もレンズリングを絞りリングとして使うことができるが、やはりアナログ感覚で扱える印字されたリングが嬉しい。
解像度の話をすると、ズームレンズなのでどこかしらには無理が出てくる。そこはコンパクトというメリットの代償と割り切るしかない。それでも、3つの中ではRX100M4がどの焦点距離でもバランスよく表現されているように感じた。あくまでも他の人が撮影したサンプルを見た感想なので、自ら撮影して見なければなんとも言えないのだが。以上が今回の比較した内容である。