バルト三国周遊記 ~タリン ヴィリニュス リガ~【旅録】
バルト三国旅行記 2018・09・20 バルト三国 一人旅 ~タリン、ヴィリニュス、リガ~
[aside type="normal"]これは私がバルト三国を旅した時の旅日記をブログ公開したものです。元々、人に見せるために書いたものではないので、箇条書きのようなかたちになっていますが、写真と合わせて雰囲気を味わって見てください。[/aside]
2018/09/19 成田前日
ニューヨークの時は羽田だった。やはり成田は遠い。
ホテルのコンビニでチャイナの集団に遭遇する。ほとんどがアリペイのバーコードで決済していた。そして、列を作らない。
夜、チャイニーズの話し声がうるさ過ぎてフロントに電話をする。
2018/09/20 成田ーヘルシンキ
JL413にてヘルシンキへ向かう。
朝から若干気持ち悪い。
隣の席がリンカーンバローズのような大男の西洋人だ。
機内で熱いおしぼりが出た!
到着間際の軽食で吉野家の牛丼が出た。美味い。正直、メインのシャフトプロデュースの機内食より美味い。
タラップで首相のように降り立つ。
市内までの電車、5ユーロ。 IとPの電車は山手線のような仕組み。どちらも着くが、Iは若干遠回り。 時間がアバウト。「16:00-16:05」とあり、おそらくその辺に来るよという事だ。
電車には自転車専用ドアがあり、自転車の乗客もいる。イタリアもそうだったかな? 車窓から多くの自転車移動を見る。道路も車、自転車、歩行者にわかれている。
駅に着きホテルへ向かう。トラムが市民の足になっている。
ホテル着も入口がわけわかめ。10分ほどうろついて、普通のアパートメントのドアをくぐりチェックイン。
夕飯はわけわかめなピザっぽい奴とヨーグルト。
2018/09/21 ヘルシンキータリン
朝食は昨日買ったイチゴのカップケーキ(クソまずい!!)。 どう作ったらああ不味くなるんだ? 甘味の質が日本と違う。
90分前までにチェックインのためバイキングラインの船乗り場に。時間がかなり余る。ホテルから8分なのでホテルをチェックアウトしなければ良かった。
綾鷹持った日本人っぽい2人組の女子がいる。可愛い。よく見るとそうでもない。
3人だった。女は3人で行動するの法則だ。
余談だが、小便便器の位置が高い。背伸びしながら用をたさなければならぬ。
大きい船だから酔わないと聞いていたが、酔った。酔い止めを飲んだのが朝8時でもう効き目はない。
カプチーノ飲む。3.5ユーロ。
タリン着。40分くらいフラついてみる。ヨーロッパらしい街並み。旧市街をずれると結構な都会。
キオスクで水とビールを買う。3.4ユーロ。消費税20%!!!
ホテルで一休み。
ひときわ高い塔に登る。3ユーロ。 ボロ過ぎて足を滑らせたら一巻の終わり。デブは登れないほど狭く、手すりのロープもゆるゆるで意味を成していない。
おばちゃんが切り盛りする面白レストランで食事。一等地なのに安い。スープ、ビーフパイ、ソーダで7.5ユーロ。
ソーダがソーダ水じゃなくてソーダ割りだった! 酒が弱い俺はヘベレケに。
帰りにマクドナルドでバーガー2個買う。2.2ユーロ。タッチパネルでスムーズ。
2018/09/22 タリン
本日も雨もよう。 気温は13度。
ポップオンバスで街を周遊。
ブッキングコムの割引で25ユーロが22.5ユーロになる予定だったが、割引のQRコードを使えないと言われた。じゃあ1チケットくれと言うと、何故か20ユーロでくれた。わけわかめ。
そして、例のごとく場所とガイドのタイミングがズレる。
ガイドによると、エストニアの小学生は低学年の頃からパソコンの授業がある。宿題や宿題の採点もインターネットを使って行われる。国民の97%は銀行へ行かない。本当か?
マックでトイレ借りるついでにエスプレッソ。1.4ユーロ。
観光バスのブルーラインに乗る。
途中で降りて西側から東側に旧市街を歩く。旧市街は壁で囲まれていて、リアル進撃の巨人だ。
その後、ウヒスカールトを買うためキオスクに行くが無いと言われる。仕方がないので公園で暇をつぶしていると、ウヒスカールトでスタンプラリー的なのを楽しむ現地人が多数。それは何処で買うんだと聞くと「il kiosk」と。無かったけどと思うも、少し離れた場所のキオスクへ行ってみる。
あった!
スタンプラリーの近くだから売り切れていたのか? カード代が2ユーロ、3日間乗り放題で5ユーロ。計7ユーロ。
その後、観光バスのグリーンラインに乗る。ソ連時代のちょっと不気味なテレビ塔。
その後、クム美術館へ。エストニア美術の数々。現代美術のわけわかめっぷりが面白かった。8ユーロ。
雨が少し降り出したし、疲れたしでホテルへ戻る。
途中マクドナルドで飯を買う。店員のおばさんが超絶美。イタリアでもアメリカでもマクドナルドの店員は黒人だったが、白人しかいない。そもそもタリンで黒人をあまり目にしない。
Fantastiline Sofia(めちゃ美味い)、5.5ユーロ。 ポテトL、1.9ユーロ。 計7.45ユーロ。
RIMIというスーパーで買い物。 水、0.43ユーロ。 ピザ(クソ不味い)、0.87ユーロ。 ビール、1.65ユーロ。 計3.15ユーロ。
本日、9.6km、16,180歩、歩く。 足がもげる!!
余談。マクドナルドとか美術館のトイレ、ウンコでケツ拭いた紙がゴミ箱に入れてある。もしかして流さないスタイルなのか?
2018/09/23 タリン
昨夜、汗だくで目が覚めた。 ビールを飲んだせいだと思っていたが、セントラルヒーティングがオンになっていたのだ。建物全体がポカポカ。暑い。ちなみに、外は8度。
今日は飛行艇埠頭博物館へ行く予定。
逆方向のバスに乗るも直ぐに気がつき飛行艇埠頭博物館に着く。開店5分前に入ろうとすると「まだだ」とおじいさんに言われる。日本人みたいに細かい。
14ユーロ。
中は広く、海の兵器を中心に展示されておりかなり楽しい。室内で潜水艦に乗れる。ニューヨークの博物館を思い出す。デブは狭過ぎて無理。マジで。
ドーナッツ(2.9ユーロ)とカプチーノ(3.5ユーロ)をキレイなお姉さんから買う。美味し。
外の展示も見るが凄まじい雨。
海洋博物館だかも見ようと移動するも工事中で閉館中。
明日の飛行場までのバスを確認する。どうやら0.9ユーロかかるらしい。あのSuicaでは乗れないようだ。
雨が降ったり止んだり、激しくなったりでどうも街歩きには向かないので昨日気になったテレビ塔へ行くことに。
13ユーロ!
21階までエレベーターで上がるがグラグラ揺れて怖い。ソ連の建物なのでなお不安。見晴らしは良いが13ユーロの価値はない。3ユーロならまあまあ。
エストニア3大ガッカリスポットに認定だ。「塔」と言うとついつい登ってしまうが、十中八九、ガッカリする。
ホテルへ戻り一休み。セントラルヒーティングで帰ってもポカポカ。我が家に欲しい。
カフェと飯を買いに出かける。
広場で民族ダンスの発表会をやっていた。可愛い少女から恰幅の良いおばちゃんもダンス。
気になっていたカフェへ。エスプレッソを飲む。3.8ユーロ。タリンは蝋燭を照明とする店が多い。
マクドナルドで晩飯を買う。 Klassikal Karl、5.55ユーロ。 Mcnuggets、3.25ユーロ。 計8.8ユーロ。
結局、11.5km、18,472歩も歩いてしまう。
2018/09/24 タリンーヴィリニュス
5時起床。
LCCの時間が8:55発。8:25にゲートが閉まる。1.5時間前くらいには着きたいから6:15のバスに乗る。結果、5時起床。
早朝の街は雨に濡れていた。澄んだ冷たい空気が気持ちいい。
空港までのバス0.9ユーロ。
全部EU内の飛行なのか、パスポートチェックは無し。
飛行機の出発が遅れる。
大丈夫か? というプロペラ機。B29の映像で聞いた記憶がある音。1時間程でヴィリニュス。
ヴィリニュス空港から1ユーロでバス移動。途中IKEAが。
そして、ヴィリニュスの街はとにかくボロい。走るバスは骨董品。メインは新しい雰囲気だが、少しずれるととにかくボロい。こりゃそのうち崩壊する。
そもそも、そこら中で解体工事をやっている。
しばらくうろついた後、観光バスに乗る。12ユーロ。街の全容をうっすらつかむ。タリンよりソ連っぽさがかなり残る街。そして、女の子がとにかくカワイイ。ロシアっぽいと言うのか? 色が白い。そして、とにかくカワイイ。
街としてはタリンに無い落書きやゴミ溜めっぽい箇所があり、こちらの方が治安は悪いのかもしれない。
ホテルに着く。恰幅の良いおばちゃんにCity Taxが2ユーロかかると言われるが、Taxiと聞き間違え、俺は歩くよと明後日の回答をする。
部屋はかなり広く、バスタブもある。
そして、ここでとんでもない事実が発覚する。なんと、タリンで泊まっていた宿も、ここも、朝食付きだったのだ。なんとバカな! 全く気がつかなかった。
その後一休みし、ニュース女子を見て買い物へ。
切らしていた歯磨き粉(この歯磨き粉の粘度が凄まじい! 噛んだガムのようで、さらに口が真っ青になる。Colgate)、スニッカーズ、ファンタ、パン、水を買う。計4.65ユーロ。
そして、またしてもマクドナルド。 フィレオフィッシュ、2.75ユーロ。 ジャンボポテト、1.8ユーロ。 パイ、1.1ユーロ。 紅茶、1ユーロ。 計、6.65ユーロ。
夜は久々のバスタブでザブーン。
教訓 朝食はしっかり確認。 Wi-Fiのブリッジが欲しい。
2018/09/25 ヴィリニュス
海に地蔵が大量に浮き沈みしている変な夢で目がさめる。
ホテルで朝食。クロワッサン2個と紅茶とカプチーノ。
そのまま近所の小さな売店でVILNIECIO KORTELE(1.5ユーロ)と1day pass(5ユーロ)を買う。ちなみに、地球の歩き方の値段(3.8ユーロ)は間違え。日本の駅の小さな売店のように客が取っておばちゃんに渡すシステムではなく、おばちゃんが取るシステム。ガラス張りで客は買うまで商品に触れる事すら出来ない。
こちらの人の言語は全くわけわかめなうえ、英語はただでさえ分からない俺に訛った英語でくるのでなお分からず、ネットから画像を出して要望を伝える術を昨日から使っている。
その前に偶然にも朝市へ行く。野良犬がいた。市場は肉も果物も乾物も、さらにはおばちゃん向けの服も売っていた。ヴィリニュスのアメ横だ。
美術館、11時開店! 後30分もある。寒すぎてカフェに入る。値段が書いてないがトリップアドバイザーベストのマークがあるから大丈夫だろう。エスプレッソ。
どうも開店前だったようだ。が、普通に出してくれた。
1.5ユーロだった。
美術館を見る。ただ飾りましたといった感じだが2ユーロと安い。昔のヴィリニュス(ソ連時代)の家電もあり面白い。ところどころ不気味。
その後、国立博物館へ。
向かう途中の廃墟で写真を撮る。ソ連っぽい。何がどうなのか自分でも不思議だが、ソ連の建築物からはソ連臭がする。オリンピックの時に使われた建物?
博物館は3ユーロ。ヴィリニュスは入場料が安い。昔の暮らしぶりも再現されていてなかなか面白い。美術館より楽しめた。
なぜか日本のうちわが展示されていた。そして、民族衣装を着たスタイルバツグンの女性マネキンが展示されていたが、その横の古い写真の女性と乖離しすぎていた。
ゲディミナス城へ行く。博物館の真横。メインの城に入るには5ユーロ。明らかにガッカリしそうなので入らず。それでも眺めは最高。
駅前まで行きマクドナルドで紅茶を飲む。寒いから温まる。
そこからメイン通りをわざとズレて古い(ボロい)路地を行く。
この街の姿はもう長くないだろうと思う。あちこちで解体工事をやっていて、新しい建物も建設中だ。観光客からすれば面白いが、地元民にすれば古過ぎるのだろう。
ゲリラ豪雨!! ホテルへ戻り一休み。
1ユーロのエスプレッソを注文。朝の美術館もそうだったがこちらのエスプレッソは少し酸っぱめ。
ちなみに現地人はカフェでなくバス亭付近の小さな売店で買うスタイルのようだ。日本で言うセブンカフェ。
夜は近所のスーパーでビール(1.19ユーロ)を買い、Woltでピザ(6.8ユーロ)とミネストローネ(3.3ユーロ)を注文。
日本のUber eatsと違い配達員がやたらコメントしてくる。「今ここだよ~」と運転中に動画まで送ってきた。大学生くらいのイケメンが届けてくれた。ミネストローネは熱々でとても美味しい。ピザも美味いが、かなり大きく食いきれない。日本のLより大きいかもしれない。
2018/09/26 ヴィリニュスーリガ
寒い。今朝の気温は3度。 東京は最低でも17度らしい。 セントラルヒーティングで室内は暖かい。風呂場に至っては床暖が強すぎて素足で立てない。
今日でヴィリニュスを後にする。本当になんともボロい街だった。決して悪い意味ではない。
昨日の豪雨時は道の至り所に水たまりができ、今日は土煙りが凄い。
日本車はあまり多くないが、そうは言っても5台に1台は日産かトヨタを目にする。
オンボロバスや体育館、マンションなどソ連の面影が色濃く残っている事も印象深かった。外国人が「日本っぽい」と言い全く日本っぽくないのと同じで、現地人に言わせると全くソ連っぽくないのかもしれないが。
LUX Expressのバスでリガを目指す。約4時間半のバス旅。バスにはコーヒーサーバーの他、席にタブレット端末が内蔵されているのでYoutubeでローカル路線バス乗り継ぎの旅を見る。神回である初代の12弾だ。
値段は最安バーゲンで9ユーロだが、23ユーロのデラックスシートへ。ラウンジシートと言うだけあり、ホテルのラウンジのような革張りシートで足も伸ばせて超快適。これで23ユーロなんだから、日本の高速バスがいかにぼったくりか。
ヴィリニュスの郊外は綺麗だ。高速からの景色は森というか草原というか、緑。
スピードメーターをダウンロードしたが、90km/hと意外にゆっくり走る。
先程から速度が93km/hで微動だにしない。もしかしたらオートパイロットで動いている?
雨が降ってきた! また雨! 毎日毎日雨!
パネヴェジースという街に入った。田舎。三角屋根の木造一軒家が多い。ヴィリニュスよりヨーロッパっぽい。
コーヒー飲んでみた。不味い。
再び緑地帯。馬や牛が所々放牧中。ヤギもいた。
陸路での国境越えだが共にEUなので特になし。看板もなし。ジャンプするタイミングもなし。
リガへ到着。この街はヨーロッパらしい洗練された印象だ。お洒落なカフェ、花で彩られた公園、綺麗な建物。暮らす人々の生活水準も高そうだし、高級ブランド店もある。ライカの店もあったが入れない。入りたいけど何も買わないので。
何より同じ石畳でもヴィリニュスとは違って綺麗(清潔)だ。裏路地も綺麗(清潔)だ。綺麗だ綺麗だと書いているがヴィリニュス後なので本当にそこが目立つ。
美術館、博物館は閉まっているが占領博物館は夜までやっているので行ってみる。
寄付なので5ユーロを入れた。3ユーロのつもりだったが、なんと天皇陛下と皇后陛下の御真影が飾られており、そこに感動し5ユーロにした。
晩御飯はマクドナルド。これでバルト三国全てのマクドナルドを制覇した。
BigTasty ar bekonu(これ日本に無い気がする。俺の手のひらくらい大きい)、4.55ユーロ。 スモールフレンチフライ、1ユーロ。 スプライト400ml、1.35ユーロ。 計6.9ユーロ。
余談。リガの女の子はヴィリニュスよりブスだ。
この国もトイレットペーパーが流せないので日本から持ってきたトイレットペーパーを使う。つか、流せるトイレットペーパーを作れよ。不衛生だろうがよ!
2018/09/27 リガ
朝食はクロワッサン3つにコーヒーと白湯。
このホテルは騒音がします。悪しからずと書かれていたが、なんの事はない。教会の鐘が聞こえるのだ。
車博物館へ行くためにバス停へ。
欧米人の観光客にチケットの買い方を説明し、酔っ払いに腹が減ったと言われる。
バスで4kmほど過ぎると街並みが古くなってきた。落書きも多い。その後さらに4kmほどで最寄りバス停に到着。
団地群の横に車博物館はある。
10ユーロで入館。面白い! アンティークカーの数々。大昔のメルセデスからクラッシュしたロールスロイスまで幅広い。が、日本車は展示なし。近くにスバルとトヨタの販売店があったのに日本車はなし。
帰りのバスで抜打ち車内改札。
KGB博物館へ。入場料は寄付らしい。0.5ユーロ入れる。大した展示はない。バルト三国はこのKGB博物館的なところがあちこちにある。
ラトビアナショナルミュージアムへ。チケットが2種類とそのセットがあり、買ったチケットは地下展示のみのチケットで、結局もう1つ買う事に。0.5ユーロ損をした。ややこしい、1種類にせい!
リガ証券取引所美術館へ。元証券取引所だ。ここでもチケットが2種類とそのセット。セットを買う。1種類にせい!
和洋折衷な展示。ラトビア美術もあれば日本の焼き物からエジプトのミイラまである。
腹が空いてレストランへ。レストランへ行く途中、ホテルから見えて気になっていた教会へ寄る。塔に登るには9ユーロ。当然登る。これより高い建物が無いのでリガ旧市街地を一望できる。ホテルの部屋も見えた。
太ったおじいさんがゼイゼイ(本当にゼイゼイ)言いながら登っていた。途中からエレベーターがあるので良かったが、あのまま徒歩ならキリストに御対面していただろう。
そしてレストラン(Folkklubs ALA pagrabs)に着く。注文の仕方がわからない。とりあえず席に着く。クソ可愛い子(本当にクソ可愛い。人生史上ナンバー1に可愛い)がメニューを持ってきてくれて16ユーロのランチセット勧めてくる。だが断る。ポークなんちゃら(9.2ユーロ)とスプライト(1.2ユーロ)を注文。
待てど暮らせど料理が出てこない。豚を締めているのか?
出てきた。
野菜の上にベーコンで巻いた豚さんのお肉とバジルソースが乗っている。かかっているソースは何か分からないがハーブっぽい。美味いか不味いかで言えば、不味い。「美味しかった?」と聞かれたのでデリシャスと答えたが、不味い。
その後、フォト美術館へ。4.5ユーロ。アンティークカメラなどがありそこそこ面白い。写真展が準備中でと散らかっていたが、あれが完成形なのか?
爪切りが欲しいがスーパーのおばちゃんに無いと言われた。
晩飯に良さそうな現地料理のバイキング(Lido Dzirnavas)へ。あらゆる料理がある。豚の角煮っぽい料理、鳥のつくねっぽい料理、トマトスープっぽい料理、ポテト、ファンタオレンジで10ユーロ。満腹過ぎて苦しい。そして美味い。見た目で選べるからバイキングは最高だ。
帰りに気になっていたカフェ(Crumble Cake)へ。ただのカフェでなくアンティークの器で提供される。割ったとき恐ろしおが、この度(旅)、最高のエスプレッソを飲む。
2018/09/28 リガータリン
早朝、屋根を叩く雨音で目がさめる。また雨だ!
今日はバスでタリンへ向かう。
バスの時間は12:30。ゆっくりホテルをチェックアウトし、近所のカフェ(Apsara Tea House)へ。川のほとりにある可愛らしい店。中に入って分かったが、インドのチャイをイメージした店。
チョコレートケーキ(ケーキというよりほぼチョコレート。3ユーロ)とエスプレッソ(2.5ユーロ)を頼む。エスプレッソはまあまあ、ケーキは美味い。
全く関係ないが、こちらのカラスは胴体が灰色で頭と尻尾が黒。小柄で可愛いし、鳴かない。
バスでタリンへ。
今回は左右が杉だか松だかで景色が全く変わらない。
海だ! Google mapによるとリガ湾。その横がバルト海。
気づけばエストニアに入っていた。
日本はデカイ国だとつくづく思う。バスで4時間移動しても日本なのだから。ヨーロッパは高速バスに4時間も乗れば国が変わる。
思っていたのと違う場所にバスが着く。2ユーロをエストニアSuicaにチャージして路線バスで移動。
ホテルに到着。このホテルは廊下も外も騒々しい。音がやたら響く。チャイナの客がうるさい。
夜中の3時。外で酔っ払いが叫んでいる。
2018/09/29 タリン
風邪をひいたようでだるい。朝食に行くと他の外国人も鼻をかんでいる。
今朝の気温は1度。東京の最低気温は17度。日本は台風24号でどえらい事になっているようだ。
タリン動物園へ行く。エストニアSuicaに2日間パスをチャージしようとすると、1日間か3日間と言われる。ならば昨日3日間パスを買っておけば良かった。それでも5ユーロと安い。
タリン動物園は8ユーロ。想像以上に面白い。砂猫やら手のひらより小さい猿やら色々いた。一番の売りは白熊らしい。
ホテル近くの高台へ登る。そこらじゅうで観光客が鼻をかんでいる。チャイナかジャパンか分からないがおじいさんに写真を頼まれる。多分ひとり旅だ。
突然の豪雨!!
ホテル近く(近過ぎてホテルのWi-Fiが入る)のカフェへ避難。エクレアとクリームパンとカプチーノを頼んだ。4.4ユーロ。店員のおばちゃんがやたら胸元を開けたセクシー衣装。
ギター片手のオッチャンと相席。片言の「ありがと」を言っておじさんは出かけていった。
ホテルへ戻り一休み。
爪切りを買うため出かける。目星を付けたのは日本で言うLOFT的な店。
あった! 1ユーロで爪切りを買う。爪が長くなるのが嫌いなのだ。爪の間が汚れやすくもなるのも困る。これで爪が切れる。
帰りにトリップアドバイザー4位のハンバーガー屋(Jahu Tänavagurmee)へ行く。ベーコンバーガー(7ユーロ)とスプライト500ml(2ユーロ。ぬるい)を買う。
ハンバーグのハンバーガーの様なデカさ。肉と言うよりソースが美味い。
ハンバーガーだけでは物足りないのでホテル近くのパン屋に入る。酒灼け声のおばちゃんからサラミピザとコーヒーを買う。4ユーロくらい。
レッドブルも飲んだし、今日のカフェイン摂取量がかなり多いと思う。
余談。何となくネットでヘルシンキを調べると入国審査が厳しいとの話。全くそんな事無かったけどね。そもそもEUなのだから、ヘルシンキが厳しくてもイタリアがパッパラパーだがら意味がないと思う。
うるさい! 外がけたたましく見ると道路掃除の車が道を掃除していた。夜の9時半にやるかよと思うが、人が居ない今しかできないのか。そして、タリン旧市街の道が綺麗な理由も分かる。
教訓 爪切りを持っていけ!
2018/09/30 タリンーヘルシンキ
今日も雨。
船の出発まで時間があるのでエストニア自然史博物館(6ユーロだか8ユーロ)に行く。ヤママヤーの剥製は良かったがそれ以外は大した事ない。展示の仕方から察するに子供向けの施設だ。
雨の勢いが凄まじく歩くのもやっと。うろうろした挙句、マクドナルドでトイレを借りるためにフィレオフィッシュを買い、公園で欧米系の女の子に写真を頼まれ、ショッピングセンターでエスプレッソを飲む。トイレ用に20セントをゲットするため現金で払う。この際トイレもクレジットカードにしてほしい。
Dターミナル近くのショッピングセンターでトイレを借りようとすると無料だった。なら小銭は必要無いのでRimiでビタミンウォーターを買う。
いよいよ靴のGore-Texが意味をなさなくなった。この旅行中だけで既に90km歩いてる(iPhoneのヘルスケアappが正しければ)。Amazonでまた買おう。
Dターミナル着。改札を通ろうとするも上手く行かない。係のお姉さんが来て「待て」と言われる。改札に切符のQRコードを読ませて「ピッ!」と言ってから2秒ほどで改札が開いた。処理が遅い! 日本の改札のつもりではダメなのだ。
さらばバルト三国!
行きよりこれといっていい店がない。バーガーキングの席に陣取る。ちょっと高くても部屋を用意すればよかった。
Wi-Fiが繋がらないと思っていたら、アドブロックが悪さをしていた。Chromeを使ってログイン。
速度計だと船は40km/h。遅い。
揺れる揺れる! 天気が悪いせいか、行きより船が小さいせいかかなり揺れる。椅子に座っているとケツがズレる程だ。トラベルミン万歳。
腹が減ったのでバーガーキングで食事。
ホテル近くまでのトラム切符をアプリで買う。19時スタートで購入するも、時間が早かったので試しにiPhoneの時計を進めると、表示された。が、もう一度開くと「時計をいじっただろ!」とエラー。エラーが出たのが運転手に見せた後で良かった。
夜の7時半くらいだがところどころ酔っ払いがいて治安がすこぶる良いとは言えなさそう。
ホテル着。何と日本語の説明書きを出されてチェックイン。
エレベーターのドアが引戸と普通のドアの組み合わせで、エレベーターが来てるのかどうかわかりずらい。怖い。
水を切らし、ヘルシンキの水道水は飲めると言う話を信じて飲む。現地人の「飲める」と日本人の「飲める」は違うと思うが。大丈夫。たぶん。
このホテル、所々掃除が行き届いていない。汚い。
2018/10/01 ヘルシンキー日本
本日快晴なれど波高し。
帰る時にいい天気になるのは今のに始まった事ではない。
意外にホテルの朝食が豪華だった。何よりバナナがあった事が嬉しい。
お土産を買いたいので早めに空港へ向かう。面倒なのでモバイル搭乗券。
金属探知機で「バックをテストさせて」と持って行かれるが、すぐに「OK!」と。ボトルの袋を出さなかったせいか?
そして自動ゲート。自動ゲートの認証が遅すぎる。人と変わらない。そして自動ゲートなのにスタンプは人。ニューヨークはスタンプ無しだったぞ。
信じられない! チャイニーズが空港のコンセントに炊飯器ぶっさして何か食ってる!! そもそも、わざわざ炊飯器持ってきたのか? 「マナーが悪い」を超えたマナーの悪さ。そういえば自動ゲートに日本と韓国の国旗は書かれていたが、チャイナの国旗は書かれていなかった。
案内表示は日本語と韓国語は書かれていなくてもチャイナ語は書かれている。そうは言っても信用度は別と言う事だ。
お土産にコーヒーを買う。海外クソキッチン用品シリーズでチーズを細かくする器具をかった。全部で3,321円(円表示だった)。
そしてカフェに入り芸者を2.1ユーロで買う。Geishaと言う名前のチョコレート。甘い! そしてカプチーノ(4.3ユーロ)。空港価格だな。
日本行き飛行機のロビーで現地の女の子が開いたタブレットの壁紙が何の作品か知らんがBLだった。クールクレイジージャパン。
まもなく出発。結局、トイレ用に無理やり現金を使ったのを除けば、3ユーロしか現金を使わなかった。タリンの塔が現金のみ。沢木耕太郎のセリフで、「この国の現金をまだ持っていないことに気がついた」と言ったニュアンスのセリフがよく出てくるが、もう現金なんか要らないんじゃないかと思う。
飛行機内で誰かぶっ倒れた。CAが酸素ボンベ持って走っていった。
シベリア上空、「オーロラが見えます」と言われたが、見えぬ。
日本着。なんて綺麗な空港なんだ。
自動ゲートの認証がヘルシンキの数倍速い。日本人が日本に入国するからなのか、それとも機械の精度の差なのか。
前回のニューヨークの時から持っていたドルと今回のユーロを円に変えた。3万円ちょい。
成田エクスプレスはぼったくりすぎ。そして切符がわかりずらい。
あと、まず一番最初に日本の国旗を飾れ。
というわけで今回の旅行は終了。「バルト三国」と三国まとめて言うにはあまりにも違いすぎる。
次はチェコに行きたい。