自撮り対応カメラCanon EOS M3の特徴 YouTuber必見!
EOS M3という自撮りに最適そうなミラーレスカメラがCanonから発表された。自撮りという事で、今流行のYouTuberにうってつけのカメラになるかもしれない。今回は「動画撮影」に注目してEOS M3について少し書く。
一番の特徴は当然、上方向に180度動くチルト式タッチ液晶だ。市場にはミラーレス一眼が多くあるが、180度に動く液晶は意外に少ない。最近ではSONYのRX100M3がそれにあたるが、センサーサイズがミラーレスより小さい1.0型であり、レンズ交換もできない。さらにRX100M3はタッチ液晶ではないのが残念でならない。
その他には最近発売されたミラーレス機のSONY α5100も180度に動く液晶を搭載しているが、本体が熱くなると停止してしまうデメリットがある。特に夏場は厳しい。また、チルト液晶が下には向かないというのも残念な点だ。
EOS M3の良いと思った仕様はMP4フォーマットで動画が保存される事だ。互換性が高く、ほとんどの編集ソフトが対応している。フルHDでは29.97p、25.0p、23,98pに対応している。25pはどのタイミングで使うのかよくわからない。24pの方が扱いやすいのだが。また、HDでは59.94p、50pに対応している。120pに対応していないのが少し残念だ。
また、動画撮影では露出がマニュアルと完全オートの二つしか選択ができないようで、シャッター優先や絞り優先の選択ができないのが残念である。写真撮影では使える。
バッテリーでの撮影時間は約1時間40分となっているが、連続で撮影できるかは不明だ。夏場は熱くなりすぎて停止してしまうかもしれない。それに手ぶれ補正については未知数なのでこの辺は発売されたら実機を触って確認したい。
とまあEOS M3にはかなり期待している。ミラーレス競争に出遅れていたCanonだが、そろそろ追いついてきた感じがする。まあ、そもそも動画なら動画専用のカメラを買えば良いのだが、センサーサイズの大きなビデオカメラだと10万円以上してしまったりするので手が出せない。それにやはりボケ味やメリハリはビデオカメラでは勝てないだろう。