ガジェットと雑談@信濃まつもと

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TOTOが隠すコストパフォーマンスが高い洗面台

洗面台をリフォームする事になりあれやこれやと調べているうちに購入者にかなり損な仕組みが見えてきた。今回はそのカラクリを紹介する。この記事を通してより幅広い選択肢を手に入れて欲しい。

TOTOショールームへは行くな

行くな、と書いたが行ってもいい。だが最後に行くべきだ。なぜならばショールームでは紹介されない商品があるからである。そして、ショールームにある商品が全てであるかのように話が進む。

さらにショールームには高価な商品しか置いていない。そして高価なオプションを勧めてくる。それが仕事なので仕方ないのだが、丸め込まれて決めない意思が大切だ。

その洗面台が気に入って買うならばいいが、せっかくなので全ての選択肢を見てから決めても遅くはない。

 

TOTOが隠す洗面台、KCとKZ

実はTOTOにはショールームでは教えてもらえない洗面台があるのだ。ショールームでもらった分厚いパンフレットにも載っていない。ウェブサイトには載っているが、Googleで検索をしないと出てこないページだ。

TOTOの洗面台一覧ページ

それは量販店向け(カインズホームヤマダ電機など)の商品である。現在ならばKCシリーズとKZシリーズがそれにあたる。

KCシリーズとKZシリーズはTOTOのウェブサイトの商品一覧ページには載っていない。だが、Googleで検索すると商品一覧ページが検索に引っかかる。

商品一覧ページといってもURLが違うのだ。朝日新聞か!!

上URLがショールーム用、下URLが量販店用。 https://jp.toto.com/products/groom/groom.htm https://jp.toto.com/products/groom/k/list/index.htm

 

量販店向けのKCシリーズとKZシリーズは、シンプルで値段を抑えた商品となっている。安いのでTOTOは売りたくないのだろう。だが量販店では高い商品は売れにくいので仕方なく作っているのだと思う。

ショールームという限られたスペースでより利益を出すために値段設定の高い、またオプションで高くできる商品を売るという戦略があるのかもしれない。

ちなみに、KCシリーズとKZシリーズはAmazonでも売られているAmazonの方が安いがAmazonは届けるだけだろう。量販店はAmazonより高いが、取り付け工事費込みの価格となっている場合が多い。

ちなみにちなみに、これと似た手法を取っているのがi Robot社だ。お掃除ロボットのルンバである。

ルンバのグレードは細分化されているのだが、ウェブサイトの一覧で表示されるのは900シリーズ、800シリーズ、600シリーズだけである。実は700シリーズや500シリーズもあるのだ。

 

TOTOショールームは値引き前提価格

ここまでであなたはTOTOの全ての洗面台の情報を手にできただろう。その上でやはりショールームで見た洗面台が欲しいと思った人もいると思う。

なのでとっておきの情報を紹介する。

実は、TOTOショールームの商品は割引前提で価格表示されているのだ。これは関係者に聞いた話なのでおそらく正しい。

物にもよるだろうが半値くらいまでは安くできるようだ。半値で利益が0になるのか、半値でも利益が出るのかは不明だが。

量販店向けの洗面台は量販店が価格をつけるのでそれが値引き前提の価格かはわからない。

 

リクシルもタカラスタンダードも同じ?

今回はたまたまTOTOで体験したのでTOTOについて書いたが、おそらくリクシルもタカラスタンダードも同じだろう。量販店向けとショールーム向けがあるのだろう。

なのでショールームだけでなく、ウェブサイトだけでなく(先ほども書いたが型番を知らなければ商品ページにたどりつけないので)、量販店も見に行くことを強くおすすめする。

ただ値引きに関して言うと、タカラスタンダードは値引き前提ではないのでショールムの値札は初めから標準価格で書かれている。これも関係者に聞いたのでおそらく正しい。リクシルは不明。

 

以上、TOTOが隠すコストパフォーマンスが高い洗面台でした。洗面台リフォームの参考になれば何より。