RICOH thetaに4Kモデル登場! なぜ360度動画は汚いのか?
リコーによりthetaの4Kバージョンが発表された。今回はそれについて少し書く。
発表
あくまで発表(https://theta360.com/ja/info/news/2017-04-21)であり、まだ開発中という事だろう。発売は2017年中となっている。4月にラスベガスで開催されるイベントに出展するようなので、ほぼほぼ完成しているのだろう。
thetaの動画が汚い理由
そもそも、これほどまでに4Kのニーズが高いカメラはないのではないだろうか。私も待望している。というのも、今発売されているthetaの動画は非常に汚いからだ。これは最上クラスのtheta Sも含まれる。ではなぜ汚いのかというと、普通のデジカメでフルHDを撮影した場合、撮影した範囲全てが表示される。当然だ。しかし、thetaはその360度見渡せるという特性上、フルHDのおおよそ1/4の範囲しか表示されないのである。一画面に全てを表示してしまっては360度を見渡せないためだ。下の図を参照にしてほしい。
なのでフルHDで撮影しても見える範囲はとても狭いのだ。故に画質が悪くなる。これがフルHDの4倍である4Kであれば、実際に見える範囲はフルHDの画質に近くなるだろう。ちなみに、YouTubeは360度動画をアップロードする際は4Kでのアップロードを推奨している。
4K thetaはAndroidベースのOS
4K thetaがAndroidベースのOSを搭載しており、拡張機能に対応していることにも楽しみが増す。第三者が開発した拡張機能をインストールできるのではないだろうか? そうなれば自分の利用目的に合わせてカスタマイズしていくのも楽しそうだ。例えば、オリンパスのオープンプラットフォームカメラOLYMPUS AIRはそのいい例だろう。
値段は?
値段はまだわからないが、10万円以内ではないだろうか。theta Sが37,000円前後なので、7~8万円と言ったところか。だとすれば欲しいのだが、10万円をこしてくると購入はないだろう。今後出てくる新しい情報に注目していきたい。