スタジオジブリ『思い出のマーニー』を観た感想
といってもコレといって書く事がない。ものすごく良い映画で余韻もあるのだが、この心境を文字にする事はなかなか難しい。アリエッティがトンデモだったのでかなりの不安はあったが、それは要らぬ心配だったようだ。あと2回は観に行きたいと思うし、100回観ても飽きないと思う。
まず、よくあるアメリカ映画のような開始早々ド派手な展開を期待する人には向かないだろう。この映画、70%くらいはたんたんと描かれる。マーニーは妄想? 夢? 現実にいるの? などと思いながらたんたんと話しはすすむ。
ところが、終盤の30%で一気に点が線になり物語が盛り上がりを見せる。そこで『思い出の』の真の意味、そして『マーニー』の正体が判明する。何故アンナが鉛筆のみで絵を描いてるのかも判明する。
友達が予告を観て「同性愛の話しだ」と言っていたが、それはマーニーの正体が不明なためそういう見解になるのだ。要望を言えば、もう30分60分延長してアンナや母の気持ちを深く描写して欲しかった。
楽しい面白いとは少し違う、とても良い映画なのでオススメだ。