ガジェットと雑談@信濃まつもと

独自サーバーに書いていた物をはてなに移行。独自サーバーの方でガジェットと経済の記事を書くサイトをはじめました。

宝塚歌劇団って組によって違いはあるの? ある! 雪月花星宙

たまに、「宝塚って組で何か違うの?」と聴かれる事がある。答えは簡単で、一般人には違いはないが、塚ファンになると違いが目に見えてわかると言う事だ。


本題の組の特色について書こう。主に組の特色はその組のトップで変わる。私の好きな星組は、まさに「熱き魂!」である。星組公演はトップスター柚希礼音の情熱がひしひしと伝わってきて、心の底から元気をもらえるのだ。失神しそうなくらいかっこいい男役が観たいのならば、宙組をオススメする。トップスターの凰稀かなめをはじめ、イケメンパラダイスである。また、宙組は群舞も美しいので是非注目したい。組の特色のおかげで、同じ演目でも演じる組によって全く印象が違ってくるから面白い。


そうは言っても、好き嫌いは個人差があると思うし、特色は観て感じるのが一番いいだろう。時間と金が許すならばすべての組を観てみるといいだろう。兵庫で一組、東京で一組、毎月一ヶ月間公演がある。兵庫で一ヶ月間の公演を終えると、同じ組が同じ演目を東京で一ヶ月間上演する。その流れで、1月から12月まで毎月何かしらの演目が上演されているのだ。


ついでなので組の説明と歴史を簡単に書いておこう。


現在は宙(そら)の5組と専科と言われるいわば特殊部隊的な組織が存在している。この専科に所属するタカラジェンヌは特別ゲスト的な扱いで、「専科より○○さんに出演いただきます」といった形での登場となる。専科はもともと他の5組に所属していたタカラジェンヌが入るため、新人は存在せず皆ベテランなのである。


昔は月組花組の二組しか存在していなかった。その後、1924年雪組が誕生する。宝塚歌劇団(当時の名称だと宝塚少女歌劇)の第一回公演から10年目の年であった。その後、1933年に星組が誕生。戦時中は廃止されたものの、しばらく4組体制が続いた。その後、1998年に宙組が誕生。現在の5組体制となる。当時の宙組トップ、姿月あさと花總まりは歴史に残る黄金コンビであった。


これは少し余談ではあるが、組によってファンの特色も違ってくる。花組ファンには花組ファンの色があるし、星組ファンには星組ファンの色があるのだ。その辺に注目してみるのも面白いだろう。