ガジェットと雑談@信濃まつもと

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あまりに酷いKY-01L 京セラ製ドコモ端末紹介

ドコモから信じられないほど酷い端末が発表された。型番はKY-01Lで京セラ製。一体誰がこんな物を買うのだろうか?

KY-01Lの主な特徴

KY-01Lの画像 KY-01Lの画像

薄い小さい軽い ドコモのウェブサイトで一番最初に出てくる特徴が薄い小さい軽いという事なので、それが一番の売りなのだろう。クレジットカードとほぼ同じ大きさで、厚さ5.3mm、重さ47gとなっている。肥大化する最近のスマホ市場に逆行するかたちだ。

 

スマホではない ドコモのウェブサイトではスマホではなくガラケーに分類されている。通話は当然だが、ウェブサイト観覧やメッセージ、メールにも対応しているようだ。ただ、カラー前提で作られたウェブサイトを電子インクで快適に扱えるとは思えない。

 

ディスプレイは電子インク Kindleを使っている人は馴染みがあると思うが、電子インクの見た目はインクその物だ。電力消費量がとても少ないので採用したのだろう。ただ、電子インクは画面の切替りが独特でそれが嫌でKindleを使わない人もいる。

 

アプリが使えない アプリをダウンロードして使う事は出来ない。だからガラケーに分類したのかもしれない。OSもAndroidではなくAndroidベースの京セラ製という事だ。当然カメラもない。

 

端末代 端末代は31,752円。実質だと10,368円。

本来の端末代(a) 高い通信料の月々割引分(b) 実質端末代(c) c=a-bとなる。

 

KY-01Lのダメだと思うところ

電子インクはやめた方がいい 私のKindleは電子インクを使っているが、それはKindleが本を読む事に特化した端末だからだ。KY-01Lは携帯電話なのでメールやメッセージも頻繁に使うだろう。添付されたカラーの写真や絵文字を電子インクで見ろということか?

ウェブ機能も付いているがおそらく使えたものではない。電子インク版のKindleにもウェブ機能が付いているがとても使えたものではない。処理能力以前に、タッチのレスポンス、画面の切替り時に起こるあのチラつきは電子インクの特徴なのでどうしようもないのだ。

YouTubeで「KY-01L」と検索すれば動かしている映像が出てくるので確認したい人はどうぞ。

 

私ならApple Watchを買う スマホはゲームも出来るが仕事や日常生活を円滑にするツールでもあるわけで、今更アプリをダウンロード出来ないガラケーを使いたい人間がいるのだろうか?

端末代も実質価格というトリックを見破れば31,752円と高い。最新のApple Watch4が45,800円からで、Apple Watch3なら31,800円からだ。二台持ちならばApple Watchなどのウェアラブル端末を買った方がはるかに良いだろう。

KY-01Lは薄い小さい軽いと言ってもウェアラブル端末でない以上、利用する時はバックやポッケから取り出さなければならない。ストラップが付けられるのでカバンの紐にでもかけておく事もできるが、するとカバンを持ち歩かなければいけなくなる。

 

LINEがダウンロードできない時点で論外 おそらくLINEが使えない時点で購入対象から外す人が大多数だろう。ならばLINEを使わないような年配者にと思うかもしれないが、年配者でも今はスマホを使い『LINE』や『みてね』で孫とやりとりする時代だ。KY-01Lのような端末は間違いなく使わないだろう。そもそも団塊の世代以上の方には小さすぎて扱えないのではないだろうか? ハズキルーペが必要だ。

 

まとめ KY-01Lを買うのはどの層なのだろうか? そもそも今、ガラケーを発売する事が理解できない。しかも機能面ではガラケーより退化している。という事でもう論外だ。ちなみに、電子インク版Kindleの最安値が7,980円だ。KY-01Lはなぜ3万円もするのだろうか。せめて1万円で、SIMフリーであれば救いがあったかもしれない。ないか。