ガジェットと雑談@信濃まつもと

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FUJIFILM X-T10、X-T1、X-E2を比較してわかった事

今回、FUJIFILMのXシリーズに新たな機種が加わった。X-T10だ。そこで今回はX-T10、X-T1、X-E2の仕様を比較し、気になるところをピックアップしてみた。比較表はhttp://goo.gl/re3OHWで見る事ができる。



X-T1の魅力の一つである防塵・防滴・耐低温がX-T10にはないと思われる。仕様にも動作環境 0度~40度と記されている。ちなみに、X-T1は動作環境 -10度~40度だ。



センサーは三機種とも同じX-Trans CMOS IIセンサー、原色フィルター採用。これを良しとするか、進化していない事を不満に思うかは人それぞれだろう。ただし、このセンサーは非常に優れているので撮ってがっかりはしないだろう。



AUTOでのISO感度は三機種とも同じISO6400まで。拡張感度はX-T1と同じ51200まで対応している。



液晶モニターはX-T1と同じチルト式だが、約92万ドットとわずかに画質は低い。X-T1とX-E2は104万ドット。そして、当然のことながらタッチパネルではない。いい加減にタッチパネルを採用してもらいたい。



連写性能はちょっと複雑で、X-T1が約8.0コマ/秒(連続記録枚数:JPEGは約47コマ)、X-T10が約8.0コマ/秒(連続記録枚数:JPEGは約8コマ)、X-E2が約7.0コマ/秒(連続記録枚数:JPEGは約28コマ)となっている。しょぼい。これは何かの間違いではないかと思っている。秒間8枚で連続記録枚数が8枚では1秒しか使えないという事だ。そんなバカな話しがあるのだろうか。



その他の特徴はX-T1と同様に電子シャッターに対応しており1/32000秒で撮影が可能。これはX-E2にない機能だ。大きさはX-T1よりひとまわり程小さいようで、フラッシュを内蔵している。また、X-T10にはボディーにフルオートレバーが搭載され、簡単に切り替えが可能になっている。



比較を見るとこのような感じである。そこまで激変していないのでとても微妙な位置ずけだと感じた。X-T1の後継機というよりX-E2の後継機と言った方が良さそうだ。ただし、X-E2より初心者向けの商品と感じた。魅力的かといえばそうとも言えない。Xシリーズが欲しいと思う人はX-T1かE-E2をおすすめする。ただし、X-E2はファームウェアアップデートがX-T1程頻繁に行われなくなってきたので、おいてきぼりにされる可能性がある。