富岡製糸場では蚕で糸を紡ぐ、長野県では蚕を佃煮に!?
……、んん? チョコレート? え!? 佃煮じゃないの?
いやいや、長野県民は蚕を佃煮にして食べるけど!! ってことで、信州のお国自慢です。信州では大きめのスーパーなら大概、蚕の佃煮が売っている。正確には蚕のサナギだが。あとイナゴの佃煮と蜂の子も売られている。蜂の子は缶詰が多く、高級食材で一缶1500円くらいと値段が高い。一方、蚕の佃煮とイナゴの佃煮は透明なトレーに入って佃煮コーナーやおかずコーナに置いてある。600円前後で買えとても値段が安い。
三種類とも美味しいが、私はイナゴの佃煮が一番好きだ。御飯にとてもあう。ただし、油断すると足が喉に引っかかるので注意が必要。ちなみに、田んぼがたくさん残っていた(今は住宅や駐車場になってしまった)私の保育園時代は、イナゴ捕り大会があった。朝みんなで田んぼに出かけてイナゴを捕るのだ。捕まえたイナゴを給食のオバちゃんに渡すと、おやつに佃煮で出て来るという自給自足の精神に基づいた大会だった。