Canon EOS 70D 最大の特徴、デュアルピクセルCMOS AFとは?
簡単に言うと、「ライブビュー撮影時の高速AF技術」だ。難しく言うと、画素のひとつひとつを独立した2個のフォトダイオードで構成し、それらが独立して光を取り込むことにより、位相差AFセンサーの構造を兼ねることが可能になり、さらに撮影時には合わせてひとつの画素として画像信号を出力する事が可能な技術の事だ。
位相差AFはファインダー撮影時に使われる。つまりライブビュー撮影でありながら、ファインダー撮影時と同等のフォーカス速度が可能という事だ。
・動画撮影でも力を発揮!
従来の一眼レフでは考えられない程のなめらかなフォーカスが可能になった。特に子供や動物などの動く被写体を追いかけてくれるサーボAFの向上が魅力的だ。さらに、ディスプレイをタッチしたポイントに素早くピントを合わせてくれる点も素晴らしい。ピント合わせが、「パッ!パッ!」「カクッ!カクッ!」ではなく、「スー」っとなめらかに合うため、映像に不自然さが出難い点も評価できる。
・注意点!
EOS 70Dの最大の魅力であるデュアルピクセルCMOS AF。ただしこれは全てのレンズで使えるわけではないので注意が必要だ。また、拡大表示時、動画デジタルズーム時、エクステンダー装着時などの場合も使えない。さらに、ライブビュー映像表示範囲の約80%(h)×80%(w)でのみデュアルピクセルCMOS AFによる位相差AFが可能という点も頭に入れておきたい。つまり、端の方では機能しないのだ。
・私個人の感想
正直、シグマレンズを使っている私には恩恵が少なそうだ。動画撮影時の高速AFはとても魅力的だが、そのためにカメラを買ってさらに対応するレンズまで買うとなるとかなりの出費になってしまう。これが初の一眼レフであったり、既に対応するCanonレンズを持っている人にとってはとても良いカメラだと思う。
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