ガジェットと雑談@信濃まつもと

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納得の色とデザイン、Appleの「写真」でフォトブックを作った感想。

この度、ファミリーアルバムとして祖母をテーマにフォトブックを作ったのだが、想像以上に素晴らしい出来栄えだったので紹介したい。



Macの「写真」でフォトブック(フォトアルバム)が作れる

iPhoto時代からアップルの写真管理ソフトではフォトブックが作成できた。それはしっかり「写真」アプリケーションにも受け継がれており、三種類から紙質などを選んで作成できる。というか、クロネコヤマトの送り状の品名が「iPhoto'09 ~」となっていたのでシステムは変わっていないのかもしれない。そのほか、カレンダー、メッセージカードなども作成できる。iPhoneの「写真」でも作成できるのかは不明。私はMacを使ってハードカバータイプの「クラシック」でフォトブックを作成した。プライベートアルバムなのでここでは載せない。悪しからず。



最も評価できるのは色

なんと言っても色に大満足だった。よくある「イメージと違う!」が全くなかったのだ。Macの「写真」で見た通りの色、そしてデザインで仕上がってきた。これはMacも編集ソフトもプリントも全部Appleが行なっている事が大きいと思う。プリントは委託だろうがそれでもApple監修のはずだ。

印刷の解像度も大満足だった。全面印刷したページも綺麗だ。紙質を文字で表現するのは難しいが、映画のパンフレットのような、カレンダーのような、グラビア写真集のような、そんな素材だ。フォトブックの作り事態も本格的で市販の写真集と変わりない。

値段は私の場合、クラシックの3,780円でページを追加したので5,132円(送料別500円)かかった。この出来栄えならば決して高くない。もちろんもっと安いフォトブックサービスもあるが、「イメージと違う!」となってしまってはそれこそ無駄遣いになりかねないので私はAppleのフォトブックを勧める。


改善が欲しいところ

1ページ1ページのデザインが固定されているので、完全に自由な配置にできればなお良いと思えた。どこにどの写真を置くかは選べるが、好きな位置に文字を書いたりはできない。ただ、そうはいってもかなりの種類のページデザインがあるので、下手に自分でデザインしてダサくなるよりは良いかもしれないが。


どのくらいで届くのか?

3月4日に購入(データーを送信)し、3月7日にフォトブックが手元に届いた。メールでは3月7日~3月9日予定となっていたので混雑状況に応じて変わるのだろう。私の場合岐阜県からの発送だった。依頼主は六本木ヒルズAPPLE PRINT PRODUCTSと書かれていた。


余談、色について。

よくある失敗パターンが現実の色、カメラで撮った色、パソコンの画面で見た色、プリントした色が全部バラバラというものだ。一番狂うのはおそらくパソコンに読み込んで見た段階だろう。ここで「あれ? ちょっと黄色いか?」と思って修正して印刷すると青っぽくなってしまったりする。その原因は単純で、パソコンのディスプレイの色の調節が狂っているからだ。「青色のデーターにはこの発色をしなさい」と伝達するところの「この色」がそもそも違うのだ。写真のデーターが書き換わってしまったわけではない。それを治すためには定期的に調節をしなければならず、その機械(ディスプレイキャリブレーション)を数万円で買わなければならない。ところが、Macはその心配がほとんどない。経年劣化で多少は狂うだろうが、安いパソコンと比較すると雲泥の差だ。

さらに、安いプリント店やセルフ印刷で印刷するととんでもない色で仕上がる事がある。これは紙質やインク、印刷機が悪いのだろうが、良かれと思ってか自動で明るさなどの修正が入ってしまう場合もある。大きなお世話だ。もちろん9割くらいの人はこれでも大満足なのだろうけど、それは単純に良い色を知らないから大満足なのだと思う。

とまあ、それらの理由で意図しない色で仕上がるのが嫌なので私は店で印刷をしてこなかったのだが、さすがにフォトアルバムを家で作ることはできず、Appleのプリントサービスを利用したのだ。結果は書いた通り大満足。やはり全ての作業工程をAppleで統一している強みなだ。