背負えるキャリーケースはこれで決まり アブロードキャリー43【旅録】
ソロツーリストのアブロードキャリー43を買ったので紹介したい。
はじめに、なぜアブロードキャリーを買ったのか。誰でも皆おそらく意見は同じ。背負いたいし、転がしたいから。その両方を叶えてくれるスーツケースは意外に多く、私が購入を考えていた一つを例にあげると、カリマーのAirport proだ。確かに、生地も丈夫で使い勝っても良さそうなのだが、値段が結構高い。
スーツケースは高かろうが安かろうが、消耗品なのでいつかは壊れる。自分が大切に扱っても、空港の人間が大切に扱うとは言えないので、「高いから長く使える」とは言えないのだ。もちろん激安商品よりは丈夫だろうが。そこでソロツーリストに注目した。カリマーより1万円ほど安く、シンプルな作りでとても良い。
大きさは機内持ち込み可能な43リットルにした。というのも、大きすぎると確実に背負わなくなると考えたからだ。これ以上の大きさを求めるなら素直に普通のスーツケースを買った方が良いだろうと。
それに私は多くを詰め込まないし、機内持ち込みならばロストバゲージのリスクを回避する事もできる。ただし、ネットの書き込みを見ると「機内持ち込みできなかった!!」という意見もチラホラある。膨れ上がるほど詰め込んではいけないという事か?
さて、前置きが長くなったが見ていこう。部屋が汚いのは気にしないでほしい。
正面。生地に撥水性があるものの、そこは期待しない方が良い。大型ザック用のレインカバーでもかけると良いだろう。
背面。
背面のチャックを開けると背負うパーツが登場する。クッション性が高く、この手の商品ではかなり快適な方だと思う。当然、ドイターのリュックの方が快適だが。
肩掛け部分はここに取り付ける。壊れるとしたらここの予感がする。ちなみに、タイヤは大きめでスムーズな動きをする。石畳を駆け回らなければ壊れないのではないだろうか。
背負いモードで背面の邪魔な生地は丸めてマジックテープで固定する。マジックテープかよと思ったが、簡単で思いのほか悪くない。
肝心の収納部分。相当シンプル。中心にチャックが見えるがポケットではなく、転がす時の取っ手部分が現れるのみ。修理に使えという事か? このチャックの意味が全くわからない。生地は若干のクッション性を持たせているが、カメラや瓶類は別のクッション素材に包んで入れた方が絶対に良いだろう。
ほんのわずかだが拡張できる。ただし、拡張して機内に持ち込めるかは不明。
底面。ここが素晴らしい。この部分がフニャフニャでバランスの悪い商品が多いが、これはしっかり安定している。
転がす時の取っ手。上部のチャックを開けると出てくる。太めで丈夫そうだが、道路の段差には注意したい。
横側。このような取っ手があり、ボストンバッグのように持つ事も可能だ。
だいたいこんな感じだ。重さは同サイズのリュックより重く、ソフトキャリーより軽いと感じた。背負えて転がせるキャリーケースを探しているなら、アブロードキャリーはかなりオススメだ。値段が許すならカリマーのAirport proの方が良いだろう。