新MacBookのCPUがショボい理由を考えてみた
MacBookのCPUがショボすぎると巷で騒ぎになっている。なぜCPUがショボいのか、その理由を私なりに考えたので今回はそれを書きたい。
ご覧の通りCPUはIntel Core Mプロセッサとなっている。
理由1、小さく省エネだから。
このCore MというのはそもそもがタブレットやタブレットPC向けの商品のためサイズが小さい。薄っぺらいMacBookにはもってこいというわけだ。上位プロセッサを搭載したくてもサイズの問題でCore M以外搭載できなかったのかもしれないが・・・。
また、2010年のプロセッサに比べて熱電力(最大放熱量TDP)が1/4になっているというデーターもある。MacBookはサイズをコンパクトにする為に冷却用ファンを搭載していないのでTDPの値はとても重要だと思われる。仮に上位プロセッサを搭載した場合、冷却ファンは必須。当然今のサイズは保てなくなる。
理由2、「モバイル」と言うカテゴリーだから。
MacBookのカテゴリーはあくまでも「モバイル」である。これはAppleの発表会でもモバイルMacの登場という発言をしていた事からも明らかである。さらにiPadの様に色を選択できたり、逆に細かいスペック変更ができないなどモバイルよりの仕様になっている。
iPhone、iPad、そしてMacBookなのだ。iMac、MacBook Pro、MacBookではない。iPadを買おうか、それともMacBookを買おうかという選択肢なのだ。用途としては旅先でブログを書いたり、カフェで会社で使う資料を作成したり、リビングのソファーでネットサーフィンを楽しんだりといった感じだろう。フルHDの動画編集をしたければMacBook Proを買えという事だろう。
以上が私の考えた理由だ。カテゴリーを従来のMacやパソコンと位置づけると確かにショボいが、モバイルというカテゴリーで考えると十分であり最新のCPUと言えるだろう。